熱力学第一法則

熱力学第一法則は、力学で定義される仕事と、熱および内部エネルギーが等価なエネルギー(単位:J ジュール)であり、その総和が保存されることを示している。熱力学は熱力学第一法則が成り立つことを前提として展開される。熱力学第一法則はエネルギー保存則とも呼ばれ、現在まで実験的に正しいことが示されている。

熱力学第一法則は力学的エネルギーと内部エネルギーの保存を表した式(1.7) $^{\text{p.\pageref{eq-EnergyKinPotInt}}}$に式(1.13) $^{\text{p.\pageref{eq-HeatInternalEnergy}}}$の熱を加えて次式で表される(外から伝わり入る方向を正、外へ伝え出る方向を負とする)1.14

$\displaystyle \Delta E_\mathrm{運} + \Delta E_\mathrm{位} + \Delta U = W + Q$ (1.19)



脚注

...の熱を加えて次式で表される(外から伝わり入る方向を正、外へ伝え出る方向を負とする)1.14
熱力学第一法則、温度、仕事、熱、内部エネルギーの導入方法には何通りかあり、BejanのAdvanced engineering Thermodynamisc[]の1.8節によくまとめられている。
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