閉じた系の可逆サイクル(カルノーサイクル)での熱と仕事

可逆サイクルであるカルノーサイクルでの熱と仕事のやりとりについての詳細を示す。5.2.2節で示したようにカルノーサイクルを熱機関として動作させると以下の過程となる(図5.18)。

準静等温過程 1→2
低温熱源へ熱 $Q_\mathrm{12}$[J]を渡し周囲から仕事 $W_\mathrm{12}$[J]をされる
可逆断熱過程 2→3
圧縮され周囲から仕事 $W_\mathrm{23}$[J]をされる
準静等温過程 3→4
高温熱源から熱 $Q_\mathrm{34}$[J]を受け取り周囲に仕事 $W_\mathrm{34}$[J]をする
可逆断熱過程 4→1
膨張して周囲に仕事 $W_\mathrm{41}$[J]をする

図 5.18: カルノーサイクル
\includegraphics[width=100mm]{figures/ClosedCycleReversible.pdf}

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