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1.4.1 熱機関とヒートポンプ

熱が伝わる際に二つの一定温度の熱源間で動作する熱機関で仕事を取り出せる効率の限界はどれくらいだろうか。この検討のため、可逆熱機関(可逆ヒートポンプ)を仮定して特徴を考える。可逆熱機関(可逆ヒートポンプ)を考えると、熱機関とヒートポンプの効率の限界を求めることや、温度を定義することができる。ここで考える可逆熱機関(可逆ヒートポンプ)は理想的な熱機関(ヒートポンプ)であり現実には存在しない。

熱機関とは高温熱源から熱を受け取り、一部を仕事として取り出し、残りの熱を低温熱源へ伝える装置のことである。ヒートポンプとは仕事をされることで低温熱源から熱を受け取り高温熱源へ熱を伝える装置のことである。熱機関とヒートポンプは連続的に動作できなくてはならない1.12


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