next up previous contents
Next: 2.3.1 断熱過程 Up: 2. 閉じた系 Previous: 2.2.4 解答


2.3 閉じた系の可逆サイクル(カルノーサイクル)での熱と仕事

可逆サイクルであるカルノーサイクルでの熱と仕事のやりとりについての詳細を示す。2.2.2節で示したようにカルノーサイクルを熱機関として動作させると以下の過程となる(図2.17)。

  1. 準静等温過程 1→2 低温熱源へ熱$ Q_{12}$ [J]を渡し周囲から仕事$ W_{12}$ [J]をされる
  2. 可逆断熱過程 2→3 圧縮され周囲から仕事$ W_{23}$ [J]をされる
  3. 準静等温過程 3→4 高温熱源から熱$ Q_{34}$ [J]を受け取り周囲に仕事$ W_{34}$ [J]をする
  4. 可逆断熱過程 4→1 膨張して周囲に仕事$ W_{41}$ [J]をする

図 2.17: カルノーサイクル
\includegraphics[width=100mm]{figures/ClosedCycleReversible.eps}



Subsections
next up previous contents
Next: 2.3.1 断熱過程 Up: 2. 閉じた系 Previous: 2.2.4 解答


この図を含む文章の著作権は著者にあり、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 非移植 ライセンスの下に公開する。